26年度陳情書は「採択」されました。

下記の内容で川俣町側からの聞き取りを終えてから、12月議会への陳情書として再度提出いたしました。ところが、25年12月議会は一日も開かれず閉会、提出した陳情内容についての質疑応答はされないままになっていました。

26年2月の議会に持ち越された陳情内容は無事に「採択」となり3月31日に文書が届きました。

しかし、今建設中の「川俣町の屋内遊び場」はこの陳情内容に沿うものではなく、全く別のものであるようです。

我々は、今後も未来ある子ども達をまもるための、放射線防護を意識した遊び場建設をしていただくように陳情し続けていきたいと考えています。

                           平成26年6月13日

 

去る11月1日、川俣町役場企画財政課の依頼により、川俣町の子供の屋内遊び場についての聞き取りが行われました。

当会は、過去二回の川俣町議会に対する陳情書にて、緊急に子供の遊び場を建設してくれるよう要望しておりましたが、「採択」はされたものの一向に建設する様子が見られませんでした。

小さな子供を抱えるお母さん達の悩みは深く、毎日の遊び場が無いこの町での育児を考えると「なんとかならないものか・・・」と感じておりましたが、この度、企画財政課の担当者からの聞き取りを依頼される事になりました。

子供の遊びには五感を養うことが不可欠であり、また「川俣町のこれからを担う大切な子どもたちを放射能被ばくから守る」そのことも兼ね備えた複合施設の要望書であり、汚染された土壌を完全除去をしてもらうのは当然です。

 

この日の数日後には、川俣町議会委員と企画財政課が我々も含めた各子育て団体からの聞き取りを共有し、今後この「屋内遊び場」をどうするのかの検討委員会が行われるとおっしゃっていましたが、その後の連絡は一切ありません。

当会でまとめ、企画財政課に提出した要望書は以下の内容です。

今後の企画財政課からの回答をご期待してください。

 

追記・・<別記3>については本人の了解を得て、メールの内容を資料として添付いたし       ました。

 

平成2511 1

 

川俣町役場企画財政課

担当者様

 

                                 hand to hand project kawamata

 

子供の屋内遊び場に関する要望書

 

このことについて、下記の通り要望します。

 

 

1 別記 1 要望書

 

2 別記 2 「保護者の放射線防護、学び、支えの場」の事例

 

3 別記 3 「冒険遊び場」から見えるこどもの遊びの様子

 

4 別記 4 児童憲章(全文)

 

 

 

<別記 1>

 

この度、過去二回提出の川俣町議会に対する陳情書に記載した『子供の屋内遊び場』の意見聴取に際し、当会としてまとめた内容は以下の通りとなります。

 

 

 

屋内遊び場は、子供の成長段階に応じて乳幼児など一定の発育段階には適しているが、遊びを必要とする段階の子供すべての代替にはならないものである。

 

しかし、これまで二回の陳情書にて早急に屋内遊び場を建設するように要望したのは、震災後安心して自由に外遊びができない環境になってしまった為である。

 

過去二回の陳情は、郡山ペップキッズをイメージした屋内遊び場と福島市に建設されたサンドパークも兼ね備えた屋内遊び場の要望であったが、川俣町として緊急に対応していただけなかったのは非常に残念である。

 

 

 

震災直後に生まれた子供は、すでに二歳七ヶ月になる。

 

子供の育ちには個人差はあるものの、運動機能が発達し社会性も伴い始め、友達との外遊びに喜びを感じる時期である。しかし、震災による放射能汚染という突然降りかかった『負の遺産』により、それらを体感せずに今日まで過ごしてきた子供も少なくない。

 

乳幼児のこの大事な時間はもう取り戻せないが、この二歳七ヶ月の子供が、今後成長して行く過程で、自然溢れる川俣町の住民でありながら思いきり身体を動かすことが出来ず、五感を養うことが困難な今日、行政は毎日でも放射線量が低い場所への移動保育を早急に実施すべきである。

 

 

 

また並行して、川俣町を支える未来ある子供の健やかな成長を願うならば、人工の屋内遊び場でありながらも、自然が溢れ震災前の川俣町を彷彿させるような施設を建設してほしい。

 

さらに、私達に深く降りかかった放射能をこの先何十年も抱え、防護して過ごさなければならない事から、保護者の放射線防護、学び、支え合いの場となる複合施設を兼ねた屋内遊び場の建設を以下の通り要望する。

 

 

 

1、川俣町で計画している屋内遊び場の設計プロセスの理念とは何か。

 

当会が要望する子供の遊び、保護者の放射線防護、学び、支え合いの場となる複合施設の理念に沿った内容の施設とすること。

 

 

 

2、建設計画の進捗状況を確認したい。また、有識者と町民が入った協議会は存在するのか。

 

行政は子供の発育や行動について一定の知識あるものを担当者として配置すること。(乳幼児、幼児、児童、生徒などの保護者、若しくは経験者が望ましい)

 

さらに、子供の目線から見えてくる課題に期待し、児童会、生徒会の児童や生徒の聞き取りもすること。

 

今後は、今般遊技場設置の工程において協議会の意向を重要視していくこと。

 

 

 

3、屋内遊び場予定地は、空間線量ではなく土壌計測を隈なく行う。また、セシウムとヨウ素だけでなく、その他の核種の分析を町民に公表すること。

 

 

 

空間線量に関しては、ホットスポットファインダーを導入しながら細かく計測し、町民に公表すること。

 

 

 

4、放射線防護の観点から、建築物はコンクリート造りにし、さらにガラス窓などには放射線の遮蔽シートは必ず貼ること。

 

 

 

5屋内遊び場は、自然の恵まれた環境の代替えには全くならないものである。

 

従来の遊び場は、空気、土、水、草、木を自由に感じ、触ったりするものであるが、それが出来なくなったことは子供の感性を養うことが出来なくなったということである。

 

子供の成長に長時間に渡る偽物や代替は不必要であることから、本物の木の葉、木の実、小枝、石、草を安心して自由に触れる環境が望ましい。

 

また、造形したものを誰にも気兼ねせず作っては壊し、壊してはまた作り上げられる環境が望ましい。(大人の介入がない自然な状態)

 

 

 

5に関しては、発達段階に応じて年齢制限を設けて、事故や怪我の防止をする。

 

 

 

6、通常、砂場の土は日光により除菌される環境にあるが、冷暖房完備で日光の当たらない屋内遊び場の砂場では衛生面の問題も発生している。使用する土の種類によっては、遊んでいるうちに粘り気が出る性質もあるので土選びには十分気をつける。

 

最低でも、ガラス越しに日光が当たる場所に設置し、土の入れ替えも定期的に行うこと。

 

 

 

7、運動不足予防に出来るだけ体を動かして遊べる遊具を完備すること。

 

(例、大型のトランポリン、空気を入れて膨らませた巨大なマットの上を走ったり出来るもの、ジャングルジムや滑り台、ロッククライミング、さらに自転車の補助輪を外す練習が出来る小スペースなど。)

 

 

 

7については、5と同様に幼児と児童のスペースを分け、事故や怪我の防止をする。

 

 

 

8、既存の屋内遊び場は、基本的に未就学児童を対象にしているところが多いが、当会の要望する複合施設には、小中学生、高校生も安心出来る場所で十分に身体を動かせる人工芝の運動施設は勿論、勉強したい人が静かに机に向かえるスペースを完備した図書館の併設もすること。施設は年齢制限、利用制限なく誰でも利用可能とし子供だけではなく、大人も気楽に出入りできるようにすること。

 

 

 

9、複合施設内は、2011311を彷彿させる事態が万が一起こった場合や、あらゆる災害に全町民対応可能な非常食等の備蓄の出来る建物(核シェルター)を兼ねること。

 

 

 

101~9の項目をすべて取り入れても、震災前の元の生活を取り戻す事は困難であることから、町で実施しているのびのびリフレッシュ事業の延長は勿論、リフレッシュ事業自体を子供のいる家庭に限定せず全町民が対応可能な事業への移行、さらに避難の選択肢を行政が準備すること。

 

 

 

 

 

以上、将来、川俣町を担う子供達がすくすくと成長する為に不可欠な要望です。

 

何度も申し上げますが、二年七ヶ月はもう戻りません。目に見えるモニタリングポストの近辺だけ放射線量の公表をするのではなく、子供の生活環境に目を向けた放射線量の計測と、子供の居場所に考慮した生活圏の土壌測定をした上で、川俣町の子供の遊び場を中心とした保護者の放射線防護、学び、支え合いの場建設の要望とします。

 

 

 

hand to hand project kawamata一同

 

 

    <別記 2>

 

『保護者の放射線防護、学び、支え合いの場』の事例

 

 

 

①放射線に関連する講習会などが開催される場合には、そのチラシやポスターを配置して誰でも情報を得られるようにする。

 

 

 

保養の情報に関しても同様に、掲示して情報を共有できるようにする。

 

 

 

放射線に関連する講習会など開催して欲しいものを要望できる意見箱を設置する。

 

 

 

④併設される図書館には、簡単な物から高度な物まで誰でも放射線に関して学べるように文献を充実させる。

 

 

 

<別記 3>

 

 10月 27日の「こどもが主役」の遊び場を考えるの講演会無事終わりました。
内容をご報告させていただきます。

まず、天野さんより、「冒険遊び場」とは何かというお話しをしていただきました。
後で資料を読み返してみて、以下わたしなりの解釈をしました。
ケガやケンカなど自分で責任をもつ(子どもに任せ大人は見守る)子ども主体の住民運営による遊び場のことです。
なので、いわゆる遊具はありません。

郡山市などにある室内遊び場は、子どもの運動量ということではたいへん意義あることですが、屋外での遊びはそれと一線を隔しています。
というのは、遊びの根本は「やりたい」という動機から生まれるものだからです。
鬼ごっこと聞いて、皆さん、遊びだと思いますか?
ほとんどの人が遊びだと思うでしょう。しかし、中には思わない人もいます。
それは、やりたいと思わないからです。
やりたいと思わないことは遊びではありません。

やりたいと思うことをしている時、つまり遊んでいる時はその子が主役になっているのです。
つまり、遊びは「命」そのものということができ、その子の唯一無二の世界と言えます。

では何が子どもの「やりたい」を引き出す環境なのでしょうか。
それは、壊せるものがどれだけあるのか、ということになります。
創造の前提にはどれくらい壊せるのかということがあるのです。
壊せるものがある、ということは、自分の世界を創ることができるということです。
壊せないものに取り囲まれた現代の生活は、創造力を奪います。
人口の造形物は完成品=壊せないものだからです。

また、遊びの中で、子どもはルールも作っていきます。
大人の世界ではルールは守るものですが、子どもの遊びの世界では、その子が遊びに加わるにはどうしたらできるのかを考え、ルールを変えていきます。
この遊びのルールではあなたが遊べないよ、というのと、あなたと一緒に遊ぶためにはこういうルールにしよう、というのとどちらがいいのかわかると思います。

また、室内遊びは整った環境だけに、子どもの五感を奪います。
いやだな(ヌルヌル、ベタベタ)という感覚を持つことがないのです。

そして、外での遊びは体温調節など、身体が環境に対応できるようになります。

以上にように、屋外での遊びは子どもにとってたいへん重要な意味を持つのです。


次にホットスポットファインダーによる計測結果を福島の現状を交えてお話しいただきました。
モニタリングポストの数字は正しいけれど、そこからほんの少し離れたある地点を計測すると数字が変化していました。
除染しているところと漏れているところが明確になります。

今、お試し期間ということで、依頼があった、幼稚園保育園さんの周辺を測っていることろです。
園庭は除染されていても、今まで続けてきたお散歩ができないので、どのコースだったらできるのか、道の右なのか左なのか。詳しく測定しています。
また、園庭もホットスポットは本当にないのか、も。

飯坂町茂庭にできたプレイパークも計測してきて、50センチの位置でほぼ、0.1マイクロシーベルト前後であったことから、福島市内の除染が進んでいるところと変わりないということがわかりました。


終了後活発な質問も出ました。
砂場は低いけれど、周辺の草むらは少し高め、どうしたら、という質問に、ペットボトルを並べるという遮蔽方法があることをお答えてしいました。


講演会を終えてみて、子ども達にとって何ができるのか、わたし自身改めて考えることができました。
子どもの成長は待ったなし
それぞれの判断、価値観があっていいと思いますが、天野さんがおっしゃっていたように、「一番ものを言わない子ども」のために自分ができることを精一杯していこうと改めて思います。
そして、今の子どもだけでなく、未来の子どもたちへの動きも必要ですね。
福島市内に安全で子どもが思いっきり遊べる冒険遊び場を作りたいと思った大人が会場に少なからずできたことは、すぐには実現できないにしても、とても大切なことだとわたしは思いました。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
NPO法人青空保育たけの子辺見妙子

(本人の許可を得て、添付資料といたしました。)

 

 

 <別記 4>

 

児童憲章(全文)

 

                                                          (昭和二十六年五月五日)

 

われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、

 

すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。

 

児童は、人として尊ばれる。

 

児童は、社会の一員として重んぜられる。

 

児童は、よい環境のなかで育てられる。

 

一 すべての児童は、心身ともに健やかにうまれ、育てられ、その生活を保障される。

 

二 すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、

 

   家庭に恵まれない児童には、これにかわる環境が与えられる。

 

三 すべての児童は、適当な栄養と住居と被服が与えられ、また、疾病と災害からまもられる。

 

四 すべての児童は、個性と能力に応じて教育され、社会の一員としての責任を自主的に果たすように、みちびかれる。

 

五 すべての児童は、自然を愛し、科学と芸術を尊ぶように、みちびかれ、また、道徳的心情がつちかわれる。

 

六 すべての児童は、就学のみちを確保され、また、十分に整った教育の施設を用意される。

 

七 すべての児童は、職業指導を受ける機会が与えられる。

 

八 すべての児童は、その労働において、心身の発育が阻害されず、教育を受ける機会が失われず、

 

   また、児童としての生活がさまたげられないように、十分に保護される。

 

九 すべての児童は、よい遊び場と文化財を用意され、わるい環境からまもられる。

 

十 すべての児童は、虐待・酷使・放任その他不当な取扱からまもられる。

 

   あやまちをおかした児童は、適切に保護指導される。

 

十一 すべての児童は、身体が不自由な場合、または精神の機能が不充分な場合に、適切な治療と教育と保護が与えられる。

 

十二 すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成28年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

寄附口座開設しました

 

東邦銀行 川俣支店 店番号111

 

普通預金 口座番号 647371

 

ハンドトゥハンドプロジェクトカワマタ 

代表今泉君枝

 

 

2016人形浄瑠璃ワークショップ「ふれアートinかわまた」・・体験してみませんか

今年度も、28年度人形浄瑠璃ワークショップ「ふれアートinかわまた」が始まりました。

2回目のワークショップは11月4日(金)5日(土)川俣町中央公民館三階研修室にて実施します。高校生以上の方ならどなたでも参加できます。どうぞご参加ください。

 

北海道野菜の定期便は、毎月実施しています

第40回目   

北海道野菜定期便11月21日(月)を予定しています。原則、会員と賛助会員向けの完全予約制に致します。

会員や賛助会員でないけれど是非、購入の様子や野菜の鮮度を確認したい方は問い合わせフォームより、住所、名前、連絡先(メールと電話番号)見学希望と送信してください。

主催/北海道〜福島【野菜便】プロジェクト

協力/社会福祉法人札幌協働福祉会